医療保険と介護保険について
医療保険と介護保険について
訪問歯科診療は健康保険(医療保険や介護保険)が使えるので、保険証をお持ちであれば安心して受けていただけます。
費用は診療の内容やご本人の負担割合によって変わります。
また、各自治体の助成制度(マル障・指定難病・生活保護など)を受けている方は、その制度を利用することもできます。
さらに、診療を行う場所や、同じ建物にお住まいの患者さまの人数によっても料金が異なります。
医療保険のみの適用となります。
医療保険と介護保険を併用してご利用いただけます。

歯科診療を受ける際、「医療保険と介護保険のどちらを使えばよいのか」「費用はどのくらいかかるのか」と迷われる方も少なくありません。ここでは、医療保険と介護保険の違い、対象となる診療内容、利用の流れ、費用の目安についてわかりやすく解説します。
医療保険は、病気やけがの治療に使える保険で、国民健康保険や社会保険に加入している方が対象です。
訪問歯科診療では、むし歯や歯周病の治療、入れ歯の作製・調整、口腔ケア、嚥下(えんげ)リハビリなど、歯科で行うほとんどの治療に医療保険を利用できます。
※美容目的の治療(ホワイトニングや審美歯科など)は、原則医療保険の対象外です。
医療保険の自己負担額は、通常3割(70歳以上の方は1~3割)です。
たとえば、入れ歯を作製する場合、総費用が50,000円であれば、自己負担は約15,000円となります(保険適用の場合)。
介護保険は、要介護・要支援の認定を受けた方が日常生活や介護の支援を受けるための制度です。
訪問歯科では 「居宅療養管理指導」 という形で算定されます。
これはケアプランに直接関わらない独立した介護サービスで、限度額の枠に含まれません。
そのため「ほかの介護サービスを使っているから上限が心配…」という心配は不要です。
実際に訪問歯科を行う際には、ケアマネジャーさんと連携し、必要に応じてケアプランに組み込んでもらう形で進めていきます。
介護保険を使う場合、医療保険との併用で自己負担を減らすことも可能です。訪問回数や内容によっては、1回あたりの費用が数百円〜数千円程度に抑えられる場合もあります。
| 項目 | 医療保険 | 介護保険 |
|---|---|---|
| 対象 | 病気やけがの治療 | 日常生活や介護の支援 |
| 適用例 | むし歯治療、歯周病治療、入れ歯作製 | 訪問歯科、口腔ケア、嚥下支援 |
| 自己負担 | 原則3割 | 原則1~3割(所得に応じる) |
| 利用条件 | 保険証を持っている方 | 要介護・要支援認定を受けた方 |
医療保険は「病気の治療」を目的としており、介護保険は「生活の支援やケア」を目的としています。どちらを使うかは、診療内容と生活状況に応じて決まります。
訪問歯科では、医療保険と介護保険を組み合わせて利用できる場合があります。
たとえば、むし歯や入れ歯の調整は医療保険で行い、日常の口腔ケアや嚥下支援は介護保険で対応するといった使い分けです。
併用することで、負担を抑えつつ、必要な治療やケアを受けられるメリットがあります。具体的な内容は、医療機関やケアマネジャーに相談すると安心です。
保険の種類や費用の理解と同時に、ご家族のサポートも重要です。
これらを日常的に行うことで、治療やケアの効果が高まり、患者さまの生活の質も向上します。
訪問歯科では、両方の保険をうまく使うことで、通院が難しい方でも安心して治療やケアを受けられます。
板橋区高島平で訪問歯科をお探しの方は、まずは相談・お問い合わせください。患者さまの生活や体調に合わせた治療プランをご提案いたします。
Page Top