年齢を重ねると、食べ物を「噛む力」だけでなく、「飲み込む力(嚥下機能)」も少しずつ低下していきます。
その結果、本来は食道へ送られるはずの食べ物や飲み物が気管に入ってしまう「誤嚥」が起こることがあります。
誤嚥は、むせるだけでなく、肺炎の原因になることもあります。
一方で、日々のちょっとした工夫で、そのリスクを大きく減らすことができます。
ここでは、ご家庭でできる具体的なポイントをご紹介します。
介護されているご家族の方へ

年齢を重ねると、食べ物を「噛む力」だけでなく、「飲み込む力(嚥下機能)」も少しずつ低下していきます。
その結果、本来は食道へ送られるはずの食べ物や飲み物が気管に入ってしまう「誤嚥」が起こることがあります。
誤嚥は、むせるだけでなく、肺炎の原因になることもあります。
一方で、日々のちょっとした工夫で、そのリスクを大きく減らすことができます。
ここでは、ご家庭でできる具体的なポイントをご紹介します。
誤嚥を防ぐためには、「まとまりやすく、ゆっくり動く」性質の食べ物が適しています。
これらは、飲み込むタイミングをつかみやすく、安全に食べやすい特徴があります。
「やわらかい=安全」とは限らない点も大切です。
食事のときの姿勢は、誤嚥予防の基本です。
この姿勢をとることで、食べ物が自然と食道へ流れやすくなります。
※寝たままの食事は、誤嚥のリスクが高くなるため、できるだけ避けましょう。
介助の方法も、とても重要なポイントです。
また、食事中にテレビをつけたままにするなど、注意がそれる環境は誤嚥の原因になることがあります。
できるだけ食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
「急がせない」「見守る」ことが、何より大切です。
食事中にむせてしまった場合は、慌てず対応することが大切です。
咳は、体が異物を外に出そうとする大切な反応です。
落ち着いて見守りましょう。
このような場合は、早めに医療機関へご相談ください。

こうした変化に早く気づくことが、予防につながります。
「食べにくそうにしているけれど、何を作ればいいのか分からない」
「やわらかくしているつもりなのに、むせてしまう」
そんなお悩みをお持ちの方へ。
介護食は、特別なものではなく、普段の食事を少し工夫することで無理なく取り入れることができます。
大切なのは、次の3つです。
この3つを意識するだけで、ぐっと安全に食べやすくなります。
やわらかくする工夫
食材は、しっかり火を通してやわらかくしましょう。
さらに、だしやスープを使って煮ることで、しっとり仕上がります。
まとまりをよくする工夫
口の中でバラバラになると、誤嚥しやすくなります。
「パサつくものは、まとめる」がポイントです。
飲み込みやすくする形態の工夫
食べる力に合わせて、形を調整します。
ミキサーを使う場合は、水分を加えすぎると飲み込みにくくなるため、適度なとろみをつけることが大切です。
例①:やわらか煮物
野菜や肉をやわらかく煮て、最後に軽くつぶす
→ とろみをつけるとさらに食べやすくなります
例②:あんかけごはん
やわらかく炊いたごはんに、具だくさんのあんをかける
→ 飲み込みやすく、栄養もとりやすい
例③:白身魚のほぐしあんかけ
やわらかくした魚をほぐし、とろみのあるだしをかける
→ パサつきを防ぎ、安全に食べられます
介護食は、「特別な料理」ではなく、
「その方に合わせたやさしい食事」です。
少しの工夫で、「食べられる喜び」は大きく変わります。
毎日の食事が、安心で楽しい時間になるように。
ご不安な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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