2025年11月21日
誤嚥を防ぐためには、「飲み込みやすい食べ物」を選ぶことがとても大切です。嚥下機能が弱ってくると、水のようにサラサラしたものや、口の中でバラバラにほどけてしまうものは気管に入りやすく、むせの原因になります。反対に、まとまりがあって飲み込みやすい食べ物は誤嚥しにくく、安全に食べられることが多いです。
誤嚥しにくい食べ物のポイントは大きく3つあります。
① 適度な「とろみ」や「まとまり」があるもの
水分が少しだけとろっとしていると、のどに流れ込みすぎず飲み込みやすくなります。
例えば
とろみをつけた飲み物
ポタージュスープ
とろっとしたあんかけ料理 など
② 口の中でバラけず、形が保てるもの
口の中で散らばらない食品は、舌でまとめやすく誤嚥しにくくなります。
例えば
卵豆腐、茶碗蒸し
プリン、ヨーグルト
柔らかい煮魚(ほぐして骨を除く)
肉じゃがや大根などの柔らかく煮た野菜 など
③ 歯や舌ですりつぶしやすい柔らかい食材
適度な柔らかさがあり、噛む力が弱くても食べやすいものが安心です。
里芋・かぼちゃの煮物
豆腐料理
しっとりしたオムレツ
白身魚のほぐし身
逆に以下の食べ物は注意が必要です!
誤嚥しやすいのは、逆に「水のようにサラサラしたもの」や「パサパサ・ボロボロしたもの」です。
水・お茶・汁物などの水分や乾いたパン・クッキー、レタスなどの生野菜、ピーナッツなどの硬い食品を食べる時は注意しましょう!