2026年8月06日

「ごはんがたのしみ。」
たのしみ歯科では、この言葉を大切にしています。
しかし、高齢になると「食べること」は楽しいだけでなく、命に関わるリスクと隣り合わせになることがあります。その代表が誤嚥(ごえん)と窒息です。
「食べ物がのどに詰まったらどうしたらいいの?」
「むせているときは背中を叩けばいいの?」
「救急車が来るまで何をすればいい?」
今回は、ご本人だけでなく、ご家族や介護をされる方にも知っていただきたい、誤嚥と窒息についてお話しします。
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誤嚥とは?
本来、食べ物や飲み物は食道を通って胃へ運ばれます。
しかし、飲み込むタイミングがずれたり、飲み込む力が弱くなったりすると、食べ物や唾液が気管へ入ってしまうことがあります。
これが誤嚥です。
少し誤嚥しただけであれば、咳によって外へ出せることもあります。
一方で、大きな食べ物が気道をふさいでしまうと、空気が通れなくなり窒息を起こします。
窒息は数分で命に関わるため、迅速な対応が必要です。
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高齢者はなぜ誤嚥しやすいのでしょうか?
年齢を重ねると、飲み込む仕組みにも少しずつ変化が起こります。
例えば、
こうした要因が重なることで、誤嚥のリスクが高くなります。
特に、お餅や団子だけでなく、
なども状況によっては誤嚥の原因になります。
「柔らかいから安心」というわけではありません。
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むせることは悪いことではありません
食事中に「ゴホゴホ」と咳き込むと驚いてしまいますが、実は咳は体を守る大切な反射です。
気管に入った食べ物を外へ出そうと、一生懸命働いている状態です。
そのため、咳が出ている間は、
「頑張って咳を続けてください。」
「大丈夫ですよ。」
と声をかけながら見守ることが大切です。
慌てて水を飲ませたり、口へ指を入れたりすると、かえって危険になることがあります。
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「窒息」のサインを知っておきましょう
次のような様子が見られたら、窒息を疑います。
ただし、高齢者では何も言えず、静かに苦しんでいることも少なくありません。
「急に静かになった」
「食べる手が止まった」
そんな変化にも注意が必要です。
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窒息が疑われたら
まずは周囲の人を呼び、
119番通報を依頼しましょう。
救急車が到着するまでには時間がかかります。
その間の対応が命を左右します。
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咳ができているなら咳を続けてもらう
まだ咳が出ている場合は、完全には気道がふさがっていません。
無理に背中を叩いたり、口へ手を入れたりせず、
咳を続けてもらいます。
「もう少し頑張って咳をしてください。」
という励ましが大切です。
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咳も声も出ないときは?
気道が完全にふさがっている可能性があります。
この場合は応急処置を行います。
背部叩打法
まず試みるのが背部叩打法です。
前かがみにして頭を胸より低くし、
肩甲骨の間を手の付け根で力強く叩きます。
異物が出るまで数回繰り返します。
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腹部突き上げ法(ハイムリック法)
背部叩打法で改善しない場合は、
へその少し上、みぞおちの下に握りこぶしを当て、
後ろから上方向へ素早く突き上げます。
肺の空気を利用して異物を押し出す方法です。
ただし、
には行いません。
乳児では背部叩打法を行います。
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口の中が見えないなら指は入れない
「取ってあげよう」と思って口へ指を入れてしまうことがあります。
しかし、
見えない異物を探して指を入れることは危険です。
さらに奥へ押し込んでしまうことがあります。
異物が口元まではっきり見える場合だけ取り除きましょう。
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意識がなくなったら
反応がなくなった場合は、
すぐに心肺蘇生(胸骨圧迫)を開始します。
救急隊が到着するまで続けることが重要です。
119番通報時には通信指令員が手順を案内してくれるため、その指示に従ってください。
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一番大切なのは「詰まらせない工夫」
窒息は突然起こりますが、多くは日頃の工夫で予防できます。
例えば、
こうした積み重ねが、安全に食べ続けることにつながります。
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「むせるから食べられない」ではありません
私たち訪問歯科では、
「最近むせるようになった」
「食事に時間がかかる」
「食べる量が減ってきた」
という相談を多くいただきます。
実際には、
ということも少なくありません。
さらに必要に応じて嚥下内視鏡検査(VE)を行い、「何が原因で飲み込みにくいのか」を実際に見ながら評価し、医師や管理栄養士、言語聴覚士、介護職など多職種と連携して、その方に合った食べ方をご提案しています。
「食べられない」とあきらめる前に、まだできることがあるかもしれません。
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たのしみ歯科から
誤嚥や窒息は、とても怖い出来事です。しかし、正しい知識があれば落ち着いて対応でき、日頃の工夫で予防できることもたくさんあります。
私たちが目指しているのは、「ただ治療をする歯科」ではなく、その方が最後まで安心して、おいしく食べられる毎日を支えることです。
「最近むせることが増えた」「飲み込みが心配」「食事中によく咳き込む」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。
たのしみ歯科は、お口から食べる喜びを地域のみなさまと一緒に守っていきます。
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「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。
たのしみ歯科では、ご自宅・施設への訪問歯科診療に対応しています。
まずはお気軽にご相談ください。
「食べるを支える仲間、募集中。」
歯科医師・歯科衛生士の採用も行っています。
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訪問診療 080-4470-6052
外来診療 03-6904-3650