高齢者がのどに詰まらせたら? ~「食べる」を守るために知っておきたい誤嚥と窒息の対処法~|訪問歯科診療に対応|たのしみ歯科|板橋区高島平の歯医者・小児歯科・口腔外科

〒175-0082東京都板橋区高島平3-12-6 2F

080-4470-6052

お問い合わせ
ごはんがたのしみ。歯科ヘッダー画像

高齢者がのどに詰まらせたら? ~「食べる」を守るために知っておきたい誤嚥と窒息の対処法~

高齢者がのどに詰まらせたら? ~「食べる」を守るために知っておきたい誤嚥と窒息の対処法~|訪問歯科診療に対応|たのしみ歯科|板橋区高島平の歯医者・小児歯科・口腔外科

2026年8月06日

高齢者がのどに詰まらせたら? ~「食べる」を守るために知っておきたい誤嚥と窒息の対処法~

「ごはんがたのしみ。」

たのしみ歯科では、この言葉を大切にしています。

しかし、高齢になると「食べること」は楽しいだけでなく、命に関わるリスクと隣り合わせになることがあります。その代表が誤嚥(ごえん)と窒息です。

「食べ物がのどに詰まったらどうしたらいいの?」

「むせているときは背中を叩けばいいの?」

「救急車が来るまで何をすればいい?」

今回は、ご本人だけでなく、ご家族や介護をされる方にも知っていただきたい、誤嚥と窒息についてお話しします。

⸻

誤嚥とは?

本来、食べ物や飲み物は食道を通って胃へ運ばれます。

しかし、飲み込むタイミングがずれたり、飲み込む力が弱くなったりすると、食べ物や唾液が気管へ入ってしまうことがあります。

これが誤嚥です。

少し誤嚥しただけであれば、咳によって外へ出せることもあります。

一方で、大きな食べ物が気道をふさいでしまうと、空気が通れなくなり窒息を起こします。

窒息は数分で命に関わるため、迅速な対応が必要です。

⸻

高齢者はなぜ誤嚥しやすいのでしょうか?

年齢を重ねると、飲み込む仕組みにも少しずつ変化が起こります。

例えば、

こうした要因が重なることで、誤嚥のリスクが高くなります。

特に、お餅や団子だけでなく、

なども状況によっては誤嚥の原因になります。

「柔らかいから安心」というわけではありません。

⸻

むせることは悪いことではありません

食事中に「ゴホゴホ」と咳き込むと驚いてしまいますが、実は咳は体を守る大切な反射です。

気管に入った食べ物を外へ出そうと、一生懸命働いている状態です。

そのため、咳が出ている間は、

「頑張って咳を続けてください。」

「大丈夫ですよ。」

と声をかけながら見守ることが大切です。

慌てて水を飲ませたり、口へ指を入れたりすると、かえって危険になることがあります。

⸻

「窒息」のサインを知っておきましょう

次のような様子が見られたら、窒息を疑います。

ただし、高齢者では何も言えず、静かに苦しんでいることも少なくありません。

「急に静かになった」

「食べる手が止まった」

そんな変化にも注意が必要です。

⸻

窒息が疑われたら

まずは周囲の人を呼び、

119番通報を依頼しましょう。

救急車が到着するまでには時間がかかります。

その間の対応が命を左右します。

⸻

咳ができているなら咳を続けてもらう

まだ咳が出ている場合は、完全には気道がふさがっていません。

無理に背中を叩いたり、口へ手を入れたりせず、

咳を続けてもらいます。

「もう少し頑張って咳をしてください。」

という励ましが大切です。

⸻

咳も声も出ないときは?

気道が完全にふさがっている可能性があります。

この場合は応急処置を行います。

背部叩打法

まず試みるのが背部叩打法です。

前かがみにして頭を胸より低くし、

肩甲骨の間を手の付け根で力強く叩きます。

異物が出るまで数回繰り返します。

⸻

腹部突き上げ法(ハイムリック法)

背部叩打法で改善しない場合は、

へその少し上、みぞおちの下に握りこぶしを当て、

後ろから上方向へ素早く突き上げます。

肺の空気を利用して異物を押し出す方法です。

ただし、

には行いません。

乳児では背部叩打法を行います。

⸻

口の中が見えないなら指は入れない

「取ってあげよう」と思って口へ指を入れてしまうことがあります。

しかし、

見えない異物を探して指を入れることは危険です。

さらに奥へ押し込んでしまうことがあります。

異物が口元まではっきり見える場合だけ取り除きましょう。

⸻

意識がなくなったら

反応がなくなった場合は、

すぐに心肺蘇生(胸骨圧迫)を開始します。

救急隊が到着するまで続けることが重要です。

119番通報時には通信指令員が手順を案内してくれるため、その指示に従ってください。

⸻

一番大切なのは「詰まらせない工夫」

窒息は突然起こりますが、多くは日頃の工夫で予防できます。

例えば、

こうした積み重ねが、安全に食べ続けることにつながります。

⸻

「むせるから食べられない」ではありません

私たち訪問歯科では、

「最近むせるようになった」

「食事に時間がかかる」

「食べる量が減ってきた」

という相談を多くいただきます。

実際には、

ということも少なくありません。

さらに必要に応じて嚥下内視鏡検査(VE)を行い、「何が原因で飲み込みにくいのか」を実際に見ながら評価し、医師や管理栄養士、言語聴覚士、介護職など多職種と連携して、その方に合った食べ方をご提案しています。

「食べられない」とあきらめる前に、まだできることがあるかもしれません。

⸻

たのしみ歯科から

誤嚥や窒息は、とても怖い出来事です。しかし、正しい知識があれば落ち着いて対応でき、日頃の工夫で予防できることもたくさんあります。

私たちが目指しているのは、「ただ治療をする歯科」ではなく、その方が最後まで安心して、おいしく食べられる毎日を支えることです。

「最近むせることが増えた」「飲み込みが心配」「食事中によく咳き込む」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。

たのしみ歯科は、お口から食べる喜びを地域のみなさまと一緒に守っていきます。

⸻

「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。

たのしみ歯科では、ご自宅・施設への訪問歯科診療に対応しています。

まずはお気軽にご相談ください。

「食べるを支える仲間、募集中。」

歯科医師・歯科衛生士の採用も行っています。

【お問い合わせはこちら】

訪問診療 080-4470-6052

外来診療 03-6904-3650

その他 info@tanoshimishika.jp

Page Top