「食事を見れば、その人が見える」~施設で行うミールラウンドとは~|訪問歯科診療に対応|たのしみ歯科|板橋区高島平の歯医者・小児歯科・口腔外科

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「食事を見れば、その人が見える」~施設で行うミールラウンドとは~

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2026年8月14日

「食事を見れば、その人が見える」~施設で行うミールラウンドとは~

「最近、食事を残すようになった。」

「食べるのに時間がかかる。」

「むせることが増えてきた。」

介護施設では、このような変化に気づくことがあります。

年齢を重ねると、食べる力は少しずつ変化していきます。しかし、その原因は「年だから」の一言では片づけられません。

入れ歯が合わなくなったのかもしれません。

お口が乾燥しているのかもしれません。

姿勢が崩れているだけかもしれません。

飲み込みの力が低下している可能性もあります。

そこで大切になるのが「ミールラウンド」です。

ミールラウンドとは?

ミールラウンドとは、利用者さんが実際に食事をしている場面を観察し、安全に、おいしく食べられているかを多職種で確認する取り組みです。

「食事を見に行く」と聞くと簡単なことのように思えますが、実際には多くの情報が隠れています。

・姿勢は安定しているか

・むせていないか

・よく噛めているか

・口の中に食べ物が残っていないか

・義歯は合っているか

・食事量は十分か

・食事介助は適切か

こうしたことを一つひとつ確認し、その方に合った食事や介助方法を考えていきます。

食べる前からミールラウンドは始まっています

実は、食事が始まる前にも大切なチェックポイントがあります。

例えば、眠そうにしているときや発熱しているときは、飲み込む力が落ちることがあります。

また、お口の中が乾燥していたり、食べかすが残っていたりすると、食べづらさや誤嚥の原因になることがあります。

義歯を入れ忘れている方も少なくありません。

さらに、姿勢も重要です。

椅子に浅く腰掛けていたり、頭が後ろに反っていたりすると、食べ物が気管へ入りやすくなります。

足が床につき、骨盤を立てて安定した姿勢をつくるだけでも、飲み込みやすさは大きく変わります。

食事を始める前に少し確認するだけで、安全に食べられる可能性が高まるのです。

食べているときに見えてくること

ミールラウンドで最も重要なのは、実際の食事場面です。

「むせる」という分かりやすいサインだけではありません。

・飲み込むまでに時間がかかる

・口の中に食べ物が残る

・湿った声になる

・何度も飲み込んでいる

・途中で疲れて食べられなくなる

・片側だけで噛んでいる

こうした小さな変化も、食べる力が低下しているサインかもしれません。

介護職の皆さんは毎日の食事を見守っているからこそ、こうした変化に最初に気づける存在です。

「最近少し違うな」

その気づきが、とても大切な情報になります。

「食形態を下げる」だけが答えではありません

むせるようになると、柔らかい食事やペースト食へ変更することがあります。

もちろん必要な場合もありますが、それだけでは根本的な解決にならないこともあります。

例えば、

・入れ歯を調整したら噛めるようになった

・口腔ケアを続けたら食べられるようになった

・姿勢を整えたらむせが減った

・スプーン一杯の量を少し減らしただけで安全に食べられた

このように、少しの工夫で改善するケースは少なくありません。

食形態を下げる前に、「なぜ食べにくくなったのか」を考えることが大切です。

【多職種だからこそ見つけられる答え】

ミールラウンドは、一人ではなく多職種で行うことに大きな意味があります。

介護職は日頃の変化に気づきます。

看護師は全身状態を把握しています。

管理栄養士は栄養状態や食事内容を評価します。

言語聴覚士は飲み込みの専門的な視点を持っています。

そして歯科医師・歯科衛生士は、お口や歯、義歯、噛む力を確認します。

それぞれの専門性が合わさることで、「なぜ食べられないのか」が見えてきます。

【歯科ができること】

歯科というと、「虫歯を治すところ」というイメージがあるかもしれません。

しかし、高齢者の食支援ではそれだけではありません。

・義歯の調整

・口腔ケア

・口腔乾燥への対応

・噛む力の評価

・飲み込みの評価

・嚥下内視鏡検査(VE)

・食事姿勢や介助方法の提案

など、「食べること」を支える役割を担っています。

食事中の様子を一緒に見ることで、お口の問題が見つかることも少なくありません。

「食べる」をあきらめないために

私たちが大切にしているのは、「食べられるか、食べられないか」を判断することではありません。

「どうすれば、その方が食べたいものを安全に、おいしく食べ続けられるか」を考えることです。

食事は栄養をとるだけではありません。

家族との会話を楽しむ時間であり、季節を感じる時間であり、生きる喜びにつながる大切な時間です。

だからこそ、食事中の小さな変化を見逃さず、多職種で力を合わせて支えていくことが大切です。

【たのしみ歯科の取り組み】

たのしみ歯科では、介護施設や在宅でミールラウンドを行い、歯科医師・歯科衛生士を中心に、管理栄養士や医師、看護師、介護職、言語聴覚士など多職種と連携しながら、その方に合った食支援を行っています。

必要に応じて嚥下内視鏡検査(VE)を実施し、実際の飲み込みの様子を確認したうえで、安全性だけでなく「その人らしく食べること」を大切にした支援をご提案しています。

「最近食事量が減ってきた」「むせが増えた」「食べるのに時間がかかるようになった」など、気になる変化がありましたら、お気軽にご相談ください。

私たちはこれからも、「ごはんがたのしみな毎日を、あなたと。」を合言葉に、地域の皆さまの「食べる」を支えてまいります。

「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。

たのしみ歯科では、ご自宅・施設への訪問歯科診療に対応しています。

まずはお気軽にご相談ください。

「食べるを支える仲間、募集中。」

歯科医師・歯科衛生士の採用も行っています。

【お問い合わせはこちら】

訪問診療 080-4470-6052

外来診療 03-6904-3650

その他 info@tanoshimishika.jp

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