2026年7月13日

このたび、株式会社ホワイトクロスの医療人紹介ページに、たのしみ歯科の取り組みをご紹介いただきました。
また、8月にはホワイトクロス主催セミナー「内視鏡のつかいかた」に登壇させていただくこととなりました。
タイトルだけを見ると、「嚥下内視鏡(VE)の操作方法を学ぶセミナー」という印象を受けるかもしれません。しかし、私がこのセミナーで最も伝えたいことは、内視鏡の使い方そのものではありません。
テーマは、「地域で『食べる』を実装できる歯科医師を増やすこと」です。
VEは目的ではなく、患者さんを理解するための手段
近年、VEを導入する歯科医院は少しずつ増えてきました。
一方で、
「VEを購入したが活用できていない」
「評価まではできても、その後の支援につながらない」
「診断だけで終わってしまう」
という声も多く耳にします。
VEは非常に優れた検査機器ですが、それだけで患者さんの食べる問題を解決できるわけではありません。
実際の臨床では、
・なぜ、この方は食べられないのか
・どこにリスクがあるのか
・何なら安全に、おいしく食べられるのか
・生活の中で実践できる方法は何か
こうした問いに答えることが重要です。
つまり、VEは「診るため」の機器ではなく、「支えるため」の機器であると私は考えています。
評価だけでは患者さんは変わらない
訪問歯科では、評価後の支援こそが本番です。
義歯を調整する。
口腔機能を改善する。
食事姿勢を見直す。
食形態を調整する。
介助方法を変更する。
栄養状態を改善する。
そして、本人・家族・施設スタッフが実践できる形まで落とし込む。
ここまで行って初めて、「食べられる」が実現します。
VEは、その変化を導くための一つのツールに過ぎません。
地域では、多職種連携が欠かせない
在宅や施設では、歯科医師だけで患者さんを支えることはできません。
医師、歯科衛生士、管理栄養士、言語聴覚士、看護師、ケアマネジャー、介護職など、多くの専門職が関わっています。
だからこそ歯科医師には、検査結果を説明するだけではなく、「次に何をすれば食べられるようになるのか」を多職種と共有し、具体的な行動につなげる力が求められます。
そのためには、VE画像を読影する力だけではなく、食事場面を観察する力、口腔機能を評価する力、そして他職種と共通言語でコミュニケーションを取る力が必要になります。
地域で「食べる」を実装するということ
たのしみ歯科では、VEだけでなく、ミールラウンドやNSTとの連携、病院・施設・在宅での多職種カンファレンスなどを通じて、「食べる」を地域の中で実践する仕組みづくりに取り組んでいます。
評価をして終わるのではなく、
「今日の昼食から何を変えるのか」
「明日から誰が実践するのか」
まで考えることを大切にしています。
患者さんが安心して食べられる環境をつくるためには、地域全体が同じ方向を向いていることが重要です。
セミナーでお伝えしたいこと
今回のセミナーでは、VEの基本的な考え方や実践的な活用方法はもちろん、私自身が地域で経験してきた症例をもとに、「評価から支援へ」つなげるための考え方をお話しします。
「VEを導入したい。」
「導入したけれど活用しきれていない。」
「訪問歯科でもっと摂食嚥下に関わりたい。」
そのような先生方にとって、明日からの診療で一歩踏み出すきっかけとなる時間になれば幸いです。
最後に
超高齢社会において、「食べる」を支えることは、歯科医療の大きな役割の一つです。
私は、一つの歯科医院だけで地域を変えることはできないと考えています。
だからこそ、同じ志を持つ歯科医師が一人、また一人と増えていくことが何より重要です。
今回のセミナーや医療人紹介を通じて、「地域で食べるを支える歯科医師」がさらに増え、患者さんやご家族が最後まで食べる楽しみを持ち続けられる地域づくりにつながることを願っています。
▼チラシページ
https://www.whitecross.co.jp/events/view/5416
▼医療人紹介ページ
https://www.whitecross.co.jp/doctor-introductions/view/2664
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「ごはんがたのしみ」な毎日を、あなたと。
たのしみ歯科では、ご自宅・施設への訪問歯科診療に対応しています。
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「食べるを支える仲間、募集中。」
歯科医師・歯科衛生士の採用も行っています。
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訪問診療 080-4470-6052
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